日当たり良好

平凡に生きたいアラサー女の気ままな日記

子宮外妊娠が分かるまで②

病院で妊娠の可能性を告げられてから3日後、生理がきた。

今思えば生理ではなく不正出血だった。

簡単に辞められるような仕事ではなかったので、正直妊娠じゃなかったと分かってホッとした。

妊娠じゃなかったから病院も行かなくてもいいかと思って予約をキャンセルした。

出血の量はいつもより多くて、血の塊みたいなものも出た。

出血してから3日後くらいにはひどい腹痛で鎮痛剤を飲んだ。夫もこんなに生理痛で苦しむのは珍しいねと言っていた。

腹痛は3日くらい続いたけど、鎮痛剤を飲めばなんとか仕事にも行けたし、そのうち腹痛はなくなって出血の量も少なくなった。

でも、1週間経っても出血が終わらない。2週間経っても終わらない。

仕事が忙しかったりストレスとかでホルモンバランスが崩れてるのかと軽く思っていたけれど、夫に勧められて婦人科を再度受診した。

 

受診では流産の可能性が大きいと言われた。気持ちがついていかなかった。

まだ妊娠反応は出ているけれど、子宮に赤ちゃんの袋は見えない。流産してからも妊娠反応は出るから、おそらく流産だろうと言われた。

もう一つ、子宮外妊娠の可能性もあると言われた。子宮外妊娠という言葉を聞いたのはこれが初めてだった。

子宮外妊娠の場合は母体の命が危険になる場合もあるから、手術をすることになるかもしれない。だけど現時点では子宮外妊娠かは判断できないから血液検査で経過を見ていこうと言われた。

まさか自分が流産するなんて。この時は子宮外妊娠のことよりも流産したということがショックだった。

診察の後に別室で血液検査のための血を抜いた。その時に涙が溢れてきて、看護師さんが慰めてくれた。

流産はお母さんの問題ではなく、染色体異常によって起こることだから、自分を責める必要はない、今回流産しても今後出産できなくなるというわけではないから、大丈夫と言ってくれた。かなり救われた。

お母さんっていう言葉がとても悲しい気持ちになった。短い期間でもお母さんだったんだ。自分の子どもがお腹にいたんだ。それなのにそんなことはないだろうって思って、きちんと向き合ってあげられなかった。最低だなって思った。

帰ってから夫に事情を説明した。涙が出てきて、夫も泣きそうになっていたけれど涙をこらえて私を慰めてくれた。

子宮外妊娠でなければいい、今回のことは残念だけど、むしろ妊娠できるということは新たな発見だと言ってくれた。